人面瘡探偵 Audible|怖い?軽妙?聴く前の判断材料まとめ

人面瘡探偵
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にゃあ子

人面瘡(じんめんそう)って、タイトルからして怖そう。

ホラーが苦手でも、最後まで聴けるのかな……。

tao

怖がらせる話かどうかから、先にお答えしますね。

『人面瘡探偵』(じんめんそうたんてい)は、怖さよりも、軽妙な掛け合いが前に出るミステリーです。

作者の中山七里さんは、遺産相続の物語は陰惨になりがちなので、主人公と人面瘡の掛け合いでマイルドにした、と語っています。

Audibleで聴けて、標準再生時間は9時間22分です。

30秒で分かる要点
  • 聴ける?:Audibleの聴き放題の対象です(2026年10月時点)
  • 長さと声:9時間22分。ナレーターは蓮岳 大さん一人
  • どんな話?:右肩の人面瘡と相続鑑定士が、遺産をめぐる場で起きる事件に挑む
  • 向いている人:横溝正史風の世界を、肩の力を抜いて楽しみたい人
  • 迷う人:口の悪いやり取りや、定番の展開が気になる人

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会員でない方は、30日間の無料体験から聴けます。

目次

中山七里著『人面瘡探偵』は怖い?軽妙?向いている人・迷う人

聴くかどうかの判断材料を、先にまとめます。

理由もそえて、楽しめそうな人と、迷うかもしれない人に分けました。

なお、ジンさんは、主人公の右肩にいる人面瘡の呼び名です。

怖さについては、作者の発言が手がかりになります。

小学館の「小説丸」のインタビュー(2019年11月)で、中山七里さんは二人の軽妙な掛け合いでマイルドにしたと語っています。

遺産相続の物語は、陰惨になりがちだからだそうです。

楽しめそうな人

次のような方なら、物語に入り込めそうです。

  • 横溝正史風の世界を、気軽に味わいたい人:
    • 作者は、第1作に『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』『人面瘡』のテイストを入れたと書いています。
    • 横溝正史さんの世界を、現代によみがえらせる狙いだったそうです。
  • 掛け合いと、声の聞き分けやすさを楽しみたい人:
    • レビューには、ジンさんと主人公の掛け合いが楽しい、という声があります。
    • 登場人物が多いのに、声色で聞き分けやすい、という声もあります。

迷うかもしれない人

反対に、次のような方は、少し考えてから選んだほうがよさそうです。

  • ジンさんの口の悪さが、苦手かもしれない人:
    • ジンさんは、毒舌の人面瘡です。
    • レビューには、罵倒の言葉が不快だった、という声が1件ありました。
  • 意外性やどんでん返しを、強く求める人:
    • 展開が定番で意外性が少ない、古さを感じる、という声があります。
    • 中山七里さんの作品としては普通、という声もあります。
  • ホラーの怖さを、しっかり味わいたい人:
    • 人面瘡という怪異は出てきますが、掛け合いの楽しさが前に出る作品です。
    • ぞくぞくする怖さを求めると、軽く感じるかもしれません。

中山七里著『人面瘡探偵』はどんな物語?あらすじと主な登場人物

物語の入り口を、ネタバレなしで紹介します。

公式の紹介文に書かれている範囲にとどめました。

『人面瘡探偵』の主な登場人物

物語の中心になるのは、次の二人です。

  • 三津木六兵:
    • 相続鑑定士。
    • ジンさんから「ヒョーロク」と呼ばれています。
  • ジンさん:
    • 三津木の右肩にいる人面瘡。
    • 毒舌で頭脳明晰。三津木にとっては、頼れる友人です。

舞台の本城家には、癖のある面々がそろいます。

尊大な長男の武一郎、享楽主義の次男の孝次、本城家の良心と目される三男の悦三、出戻りの長女の沙夜子などです。

毒舌の人面瘡と、頼りない鑑定士。

この組み合わせが、物語の軸になります。

『人面瘡探偵』のネタバレなしのあらすじ

相続鑑定士の三津木六兵の右肩には、古い傷痕があります。

その傷痕は、ある日突然しゃべり出しました。

正体は、人面瘡という怪異です。

三津木はその人面瘡を「ジンさん」と呼び、頼れる友人として付き合ってきました。

そんな三津木が呼ばれたのは、信州一の山林王・本城家です。

当主が亡くなり、遺産分割協議が開かれることになりました。

集まったのは、癖のある相続人と使用人たちです。

財産の山林に希少な鉱物資源が眠ると分かった夜から、不可解な事件が続きます。

ジンさんは、「横溝的展開」が好きだと言います。

先の展開は、ここでは触れません。

『人面瘡探偵』の聴きどころ

一つ目は、横溝正史風の世界を、現代の設定で楽しめることです。

作者は、横溝正史さんの世界を現代によみがえらせることを狙った、と語っています。

山林王の一族と遺産という舞台に、人面瘡の相棒が加わった形です。

もう一つは、肩の上から飛んでくる、ジンさんの毒舌です。

小学館の紹介文のキャッチは、名探偵が肩にいる、という趣旨です。

レビューにも、掛け合いが楽しいという声があります。

中山七里著『人面瘡探偵』は何時間?声は合う?聴く前の確認

長さ・声・気になる点を、順にまとめます。

数字は、Audibleの作品ページで確認できる範囲です。

『人面瘡探偵』の再生時間と聴き方の目安

再生時間は、9時間22分です。

評価は4.4と、高めの数値です。

Audibleでの配信データは、次のとおりです。

  • 『人面瘡探偵』(小学館)
    • 再生時間:9時間22分(完全版)
    • 配信日:2024年8月16日
    • 評価:4.4(レビュー369件)
    • 聴き放題:対象

※評価やレビュー件数は、2026年10月時点の数値です。

聴き終えるまでの目安は、1日1時間なら約10日、1日30分なら約19日です。

通勤や家事の合間に、区切りながら聴ける長さです。

9時間22分と聞いて身構えた方も、試し聴きなら数分で足ります。

『人面瘡探偵』、蓮岳 大さんのナレーション

ナレーターは、蓮岳 大さん一人です。

第2作『人面島』も、同じ蓮岳 大さんが読んでいます。

項目別の評価では、ナレーション・ストーリーとも、星4.5と高めの表示です。

レビューで良い点として挙がっているのは、声の聞き分けです。

登場人物が多いのに、声色で聞き分けやすい、という声があります。

テンポがよい、という声も見られます。

一方で、ジンさんの声が耳に障った、という声が1件ありました。

その方も、ナレーション自体は良かった、と書いています。

ジンさんの声の相性は、実際に耳で確かめるのがいちばんです。

購入ページには、試聴できるプレビューもあります。

『人面瘡探偵』の気になる点|怖さの度合いと、長さ

怖さや重さについて、公式の紹介文が触れているのは、遺産をめぐる場で不可解な事件が続くところまでです。

事件が起きる物語なので、穏やかな日常ものではありません。

作者は、軽妙な掛け合いで陰惨さを和らげたと語っています。

レビューにも、横溝正史的な世界観が軽妙に読める、という声があります。

残酷な描写がどの程度あるかは、紹介文からは分かりません。

苦手な描写が心配な方は、レビューもあわせて確認すると安心です。

長さは、1作で9時間22分です。

第2作まで続けると、合計は18時間34分になります。

まずは第1作だけで、様子を見る聴き方もできます。

まとめにかえて 〜 中山七里著『人面瘡探偵』シリーズは全2作|順番と次に聴く作品

シリーズは、全2作です。

順番と配信状況を整理したうえで、次に聴きたい作品も紹介します。

『人面瘡探偵』シリーズ全2作の順番と配信状況

Audibleで聴ける『人面瘡探偵』シリーズは、全2作です。

2作とも聴き放題の対象で、ナレーターは同じ蓮岳 大さんです。

Audibleのシリーズページに載っているのは、この2作です(2026年10月時点)。

  • 1作目『人面瘡探偵』(9時間22分)
    • 刊行:2019年11月(小学館)
    • 2022年2月(小学館文庫)
    • Audible配信:2024年8月16日
    • 評価:4.4(レビュー369件)
  • 2作目『人面島』(9時間12分)
    • 刊行:2022年3月(小学館)
    • 2024年12月(小学館文庫)
    • Audible配信:2025年3月21日
    • 評価:4.5(レビュー208件)

2作を合わせると、18時間34分です。

第2作の舞台は、通称「人面島」と呼ばれる長崎の島です。

同じコンビが、今度は孤島の密室をめぐる事件に挑みます。

第1作から聴く必要があるかどうかは、公式の紹介文には書かれていません。

ただ、第2作のレビューには、前作に続くコンビを再び楽しめた、という声があります。

コンビの掛け合いを味わうなら、刊行順に第1作から聴くのが自然です。

『人面瘡探偵』シリーズの映像化の情報と、作品の位置づけ

映画・ドラマ・漫画になった情報は、2026年10月時点では見当たりません。

原作そのものを、音声で楽しむ作品です。

中山七里さんは、数多くのシリーズを手がけています。

当サイトの一覧記事では、人面瘡探偵シリーズは11番目のミステリーシリーズとして数えています。

小学館の対談記事の導入では、中山作品の中でも異色のシリーズと紹介されています。

小学館文庫版の解説は、金田一耕助を演じた俳優でもある片岡鶴太郎さんです。

『人面瘡探偵』シリーズの次に聴くなら

『人面瘡探偵』のあとに聴きたい作品を、3つ選びました。

中山七里さんの作品を広く探すなら、シリーズ全体を一覧にした記事が便利です。

同じ中山七里さんの「探偵」もので、ユーモアが強い一冊もあります。

ジンさんの毒舌が楽しめたなら、毒舌で痛快な出版業界ミステリーも選べます。

怖そうなタイトルに迷っているなら、まずは冒頭だけ再生してみてください。

数分聴けば、掛け合いの軽やかさと、声の相性は伝わってきます。

合わなければ、そこで止めて大丈夫です。

合えば、9時間22分の物語に、そのまま進めます。

三津木六兵と右肩のジンさんの掛け合いに、少しだけ耳を貸してみませんか。

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